小さな「すり鉢」から生まれた一子相伝の特製だれ。
富樫精肉店にとって2018年は55周年という記念すべき年。
1963年に熱心で日々チャレンジを続けた故富樫昭吾によって創業されました。
創業当時からの「食」への探究心は2代目、3代目と変わる事なく脈々と受け継がれています。
昔も今も試行錯誤と失敗の連続であります。
特製焼肉のたれの最初の一歩は小さな「すり鉢」で研究をはじめた創業者の富樫昭吾。
特製ホルモン同様、初めてのチャレンジで、
「食への探究心ではじめた」
と2代目の愛ちゃん(母)は語ります。
あらゆる素材や香辛料をあつめ、手探りの中で調合を繰り返しました。
家族や親戚、お客様に味見をしてもらい、様々なご意見をいただきました。
たくさんのご意見やご感想を元に2代目の愛ちゃんは更に試行錯誤を続けたのです。
ようやく納得のゆく味になった「特製焼肉のたれ」
最初は特製ホルモンや豚肉の味付け用として使っており、非売品だったのです。
特製焼肉のたれの評判が徐々に口コミで広がっていくと、
お客様から「分けて欲しい」「売って欲しい」と声をかけられ、
量り売りから販売をスタートしたのです。
その名残が現在も残り、ご常連のお客様は今でも容器を持参してくださいます。
秘密の調合は一子相伝で、
レシピに残すことなく伝わっております。
素材や製法の見直しは受け継がれた今もなお、
終わることなく食への探求は続いています。そして未来へと。